不要省庁つぶし「官僚を半分に」

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   太田総理拡大SPの今回は、小さな国会のマニフェストも豪華2本立てだ。最初のマニフェスト「振り込め詐欺の被害は全額国が補償します」を提出しに来たのは「お年寄りの味方 党」の泉ピン子党首と秘書のラサール石井。60歳を過ぎて怖い物なし(それまではあったらしい)と豪語するピン子は、番組の宣伝文句通り、問題、爆弾発言、暴言を連発し、上陸したてのゴジラのように暴れ回った。

その方がスッキリする

   「アメリカでは振り込め詐欺なんてないんですよ!」と、いつものように「アメリカでは~」芸で騒ぐ国際コラムニストのケビン・クローンには「あんたは黙ってなさい」「TBSの『ここがヘンだよ日本人』から進歩がない。国(アメリカ)に帰りなさい。あんた1人ぐらい、芸能界にいなくたっていいんだよ」と恐喝。

   「年寄りに甘すぎる」と法案に反対するのは政治コメンテーターの金美齢。この法案は、増え続ける年寄りの、自立して生きようとする気概を削ぐとんでもない発想なのである。そうかくしゃくと訴える金に、「金さんは強い(でも弱くて孤独なお年寄りは多く、守ってあげるべきだ)」とピン子。隣で聞いていたソーリは「あー見えても弱いところあるんですよ」と口を挟み、「金さんを孤独にはしませんよ」と、フトコロ深い台詞で、仇敵に歩み寄る姿勢を見せた。通常口撃一辺倒のソーリにしては珍しいことだったが、金にはとくに動じる様子もなかった。

   ピン子の大活躍が逆に仇となったのか、否決となった法案に続いて、2本目はソーリ「とっておき」のマニフェストが登場。日本の「みぞうゆう」の危機を救うために、「いらない省庁をつぶして官僚を半分にします」。

   それと密接に関係してくるのが地方分権だ。ソーリは、外交、防衛、法務、財務(の一部)など、わずかな国家的機能を除いて、権限の多くを地方に渡すべきと考えており、道州制も視野に入れていることが明らかになった。

   「地方のことは地方、国のことは国でやる。(地方には任せられないというが)中央省庁がなくなれば、地方でアイデアを出さざるを得ない。国会議員は『ここに道路を引っ張ってきます』といった利益誘導はしなくてよくなり、国政に集中できる。その方が考え方としてスッキリする」と口角沫。こちらはめでたく法案成立となり、ソーリの面目を保った。

   ボンド柳生

   * 太田光の私が総理大臣になったら…秘書田中(日本テレビ系)

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