<テレビウォッチ>経営危機にある米の自動車ビッグ3とトップが、議会上下院の公聴会に出席して、融資法案の採決を訴えた。しかし、3人とも会長専用機でワシントン入りしていたことが反発を食らい、採決は見送られた。その映像がすごい。
議員が聞く。「ここへ民間機で来た人は手をあげて」
トップ3人はむろん答えない。
と、「いない。では、プライベート・ジェットを売って、民間機で帰る人は手をあげて」
「……」
みのもんたが目を丸くして、「かっこいい」
吉川美代子が、「これらトップの年収は、17、8億から30億ドルなんですよ。株も持ってる。あまりに格差がありすぎて問題になってるところへ、国費で助けてくれでは通らない」
みのはそれよりも、議員のスタンドプレーに釘付けだ。
「質問した人、かっこいいね。公聴会って何なんですか?」 吉川は、「金融危機やなんかでFRBの会長とか呼びつけて、お前の責任だ、とすごいんですよ」
ワシントンにいた杉尾秀哉も、「質問の仕方が緻密でね。あれは日本も見習った方がいい」
これもみのには届かない。「自家用機できた人は? 売って帰る人は? いいね。これはどっかで使えるなぁ」
で、ここで一転、「そんなニュースのあとに」と、サラリーマンの昼飯代が「平均570円」という話になった。「100億の話のあとに」(笑い)
ファイナンス会社の調査によると、20-50代の昼食予算は昨2007年より20円減った。月々の小遣いが昨年より2500円減ったしわ寄せで、この5年間で100円減った計算だとか。
みのは、「TBSの出世頭、杉尾さんの昼飯は? 赤坂近辺ではいくらくらい?」
「1000円、800円……」と杉尾。
吉川が、「びっくりするほど高いところもありますね」
すると浅野史郎が、「愛妻弁当にするべきですね」で、止め。
まあ、上を見ても下を見ても、格差、格差か。