北京オリンピックで野球日本代表の指揮をとった、星野仙一前日本代表監督が2008年11月17日、ブログ「星野仙一のオンラインレポート」の最終回を発表した。自身のホームページで13年にわたり更新していただけに、いきなりの休止に波紋が広がりそうだ。
「さて、みなさんには突然のことになるかもしれないんだけれど、わたしのこのホームページもきょうの更新をもって最後にすることに致しました」
こんな風に切り出した星野前監督。ブログは中日ドラゴンズで監督を務めていた1996年から始まり、阪神タイガースの監督時代も、そして、北京オリンピックの日本代表チームの監督の時期も更新を続けていた。
突然の休止について、星野前監督は「ユニホームを着る予定もなく身辺もようやく静かになってきたこのところで、このホームページにもひとまず終止符を打つことにしましょう」としている。本来ならばひと月前ほどから予告をするべきだったが、そんなことは少し大仰だから、と添えている。
「なにごとも終りは突然だけれども静かにやってくるものだとすると、わたしのこのホームページもこうして今、あっさりとお別れさせていただく方がいいのかもしれない」
とはいえ、「わたしの泣き笑いの人生は、野球人としてのわたしの人生はまだまだこれからも続く」と“燃える男”の真髄を示し、最後に13年間の感謝とともに、「いつか、また、次の夢を」と結んでいる。