<テレビウォッチ>麻生首相がきのう(11月9日)、茨城県のつくば、水戸などから全国遊説をスタートさせた。景気対策と生活重視をアピールして、歩いたが、子どもから「そーり」と大声で呼びかけられると、「声でかすぎるぞ。おじさん耳が遠くないから大丈夫」
夜はまた、渋谷の居酒屋で学生とビールで歓談。これ自民党の学生部がセットしたもので、スポーツ紙によると、「政治の話は抜き」だったそうだ。盛り上がったのは得意のマンガの話だったとか。その後は、いつも通りホテルのバーへ。
おとといは、東京・亀有銀座商店街をはっぴを着込んで歩いたり、どらやきを買ったり、ベーゴマ大会に飛び入りしたり。新聞は相変わらず「庶民派のアピール」などと書く。
みのもんたは、「いちど辞書で引いてみるといいですよ。庶民というのは、どういう人たちをいうのか。ここをはき違えると使い方間違えるんじゃないか」
末吉竹二郎は、「若い人と接したかったら、学園祭にいけばいい。ビールで乾杯してるときじゃない。困ってる若い人いっぱいいるんだから、そこへいって話を聞いた方がアピールすると思う」
杉尾秀哉も「一過性でない景気対策というなら、実行しないといけない。補正だっていまの国会にださないかもしれない。そんなことやってたら効果があるものもなくなっちゃう。スピード感が大事」という。
みのは、「高齢者の食卓を見てみるべき。年金の方が先でしょう」
一方、「究極の選挙対策」「票を金で買うのか」と野党からはボロクソの「定額給付金」は、支給対象をめぐって閣内、党内意見が分かれて迷走状態。細田幹事長はきのうのテレビで、「申し訳ない。今週前半に政府与党で決めたい」といっている。
末吉は、「だれにたいして申し訳ないのか。党内じゃなくて国民にいってもらわないとね」
青野由利は、「閣僚で違うだけでなくて、いってることがだんだん変わってきている。国民からみたら、どれがホントと思ってしまう」「バラマキじゃなくて、しっかりした中長期的システムを目指してもらわないと」という。
みのは、「中川さんと与謝野さんと、こういってるけど、こうなんだと麻生さんが説明すればいい。なぜできないんです?」
杉尾が、「政策をちゃんとすり合わせしないで、先に会見でいっちゃったから収拾がつかなくなった。順番が逆です」
「選挙はないんですか?」とみの。杉尾は「しばらくないんじゃないですか。菅選対副委員長もいってるし。来年春以降ですね」とみる。
給付金はありがたくいただいても、選挙の方ではガスがたまっていく。