どうなる「経済対策」 「誰の発言信じるか」対策が必要

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   <テレビウォッチ> 米大統領選を制したオバマに「永田町も触発されています」と『得もり』で長谷川リポーター、「日本も変革の時がきた」と声高に叫ぶ国会議員を紹介したのだが……

   このあと取り上げた本題は、追加経済対策をめぐる閣内の足並みの乱れ。

   「規模は2兆円、定額支給方式で全世帯対象」。麻生首相が先(10)月30日の記者会見で、追加経済対策を威勢よくブチ上げたまでは良かった。

   ところが、与謝野経済財政相がテレビ番組で「(高額所得者に生活支援はおかしい」と注文を付け、首相も即座に「高所得者に出す必要はない」と同調してからおかしくなった。

   さらに会見で首相が「3年後に消費税率の引き上げ」を発言したことにも批判が飛び火した。

   身内であるはずの公明党の議員がブログで「明確に決めたわけでもないのに余計な事を云うものだ」と批判。

   さらに麻生派の中馬弘毅座長が11月6日、「定額給付金の所得制限は設けない方がいい」と首相に談判する始末だ。

   麻生首相は「消費税率引き上げはあくまで景気が回復したらの話だ……」と釈明に躍起だが、一度口から吐き出したものは元に戻せない。

   桜美林大大学院教授の諸星裕は「まとまる前に皆がいろいろ言い過ぎます」。長谷川リポーターも「1日、2日、経つか経たないうちに閣内から否定するような発言が出るのも如何なものかと思いますよ」と。

   そもそも、選挙を意識し点数を上げようとしてか、まだ生煮えの段階の料理(追加対策)を勢いよくテーブルに出し、発表したのが裏目に出た。

   パフォーマンスはもう結構、ここらから「変革」してもらわないと……

文   モンブラン
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