「6万円」給付金 迷走気味で「いつ手元に?」

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   <テレビウォッチ>「こんな七面倒臭いことやっているうちに、2兆円はもっと他の使い道に、となりかねない。年明け早々に総選挙があって政権が代わったりすると、無くなっちゃうのではないですかね~」

アメリカは速いね

   キャスターの小倉が、番組のオープニングトークで、迷走し始めた総額2兆円の定額給付金に呆れ顔で、麻生首相の2転3転ぶりを……

   もともと定額給付金は、「11月総選挙」を前提に定額減税を公明党が強く訴えたのが始まり。

   しかし、減税では所得税を納められない貧困層には不公平というわけで、「2兆円規模で全所帯に給付、1世帯(4人家族)当たり約6万円」(麻生首相)とする定額給付金にかわった。

   ところが、与謝野経済財政相が「高所得者に生活支援はおかしい」とクレームをつけたことから、麻生首相も「豊かなところへ支給する必要はない」と、「全所帯支給」から「所得制限」に急きょ方針転換。

   小倉は「所得制限といっても、どうやって基準を決めるの。個人の所得のデータは、個人情報保護法などで税金を算出するときしか使えないため法改正が必要だ。そんなことやっていると、いつなったら給付金が手元に来るの?となる」と苦言を。

   首相の発言がこうも変わっては、「『景気対策』のためというより、『選挙対策』が狙い。細部を詰めないまま総合経済対策をまとめたのだから大ざっぱになる」と言われても仕方がない。

   小倉は「それにしてもアメリカは速いね~」と、同様の給付金制度を8月に実施したアメリカに話を転じた。

   10月に支給されたというタレントのデーブ・スペクターが、送られてきた「金券」を手に「クリスマスに間に合うように給付したのですよ。ソーシャル・セキュリティー番号で支給しやすいんです」と。

   そのデーブの金額は、夫婦で1152ドル。所得制限もあり収入75000ドルを以上の人は5%減額されるという。

   アメリカ発の金融危機に端を発した世界同時不況。立ち直るのは日本よりアメリカが早いかも??

文   モンブラン| 似顔絵 池田マコト
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