<テレビウォッチ>番組は、きのう(11月4日)に続いて「小室哲哉容疑者の詐欺事件と彼の人物」についてコメント陣に語らせた。
落合恵子は「皮肉ですよね。時代の寵児といわれた人が時代を読むことが難しくなってしまう。時代の寵児という言葉に刺激された結果だと思う。堀江貴文元ライブドア社長のこととどこか重なる」と言った。
そのホリエモンが今回のことを、「栄枯盛衰、諸行無常です」と発言している新聞記事を、小木逸平が紹介する。
これを聞いた鳥越俊太郎は「共通しているのは、音楽でもITでも、ビジネスに成功をおさめると野心、野望を抱く」と指摘した。そして、「堀江さんは球団や、放送局を買収しようとした。小室さんはアジアに転機を求めようとした」「歌手を育て、曲をつくって中国、台湾、東南アジアに配信しようと、香港に会社をつくって上場したが、株価が下落して2年くらいでつぶれた。そのとき70億円の損失を出したのが事件につながったと思う」と解説した。
森永卓郎はやや異なる見解。「2人は全然、違う。ホリエモンは法律を勉強してお金をつくりに行った。小室さんは、関係者に聞くと、欲しいものをいくらでも買ってしまう人のようだ。金を気にしないで自由奔放に生きて借金をつくった。久しぶりにアーティストの破天荒が出てきた感じ」
リポーターによると、小室容疑者の1か月の生活費は、現在でも800万円だという。「日がたてばたつほど借金が膨れ上がる」(リポーター)。
赤江珠緒が「一緒に活動していたメンバーの方たちの気持ちが離れていないことが唯一の救いですね」と転ずると、山本博も「試合前、彼の曲で勇気をつけられた」と話した。
一時代を画した天才は甦ることができるだろうか。