<テレビウォッチ>タレントの田中義剛が社長を務める花畑牧場の生キャラメルと混同するような商品が埼玉県のスーパーで売られ、微量のメラミンが検出された。ただし、番組で脚光を浴びたのは、メラミンではなく、ちょっとだけ久しぶりな食品偽装問題だった。
スーパー社長の会見では、メラミンもそこそこに、「卸し会社から花畑牧場製と聞いて仕入れた」と。卸側は「ただの生キャラメルとして売った」。ほかのスーパーにも卸しているが、ほかは花畑製として売ってない。あまつさえ、問題のスーパーに「その売り方は危ない」と注意していたそうだ。食品偽装にありがちな両者の対立である。
問題の商品は、透明なプラスティックの容器に入っていて、バーコードシールに「花ばたけぼくじょうの生キャラメル」と書いてある。
コメンテイターの勝谷誠彦は「スーパー側が明らかにウソを言ってると思う」「わかって売ってんですよ」と食品偽装問題のシロクロを断定したが、テリー伊藤は「人気商品の類似品が売られたということより、北海道の工場でつくってる商品に、メラミンがどこで入ったのか。こっちのほうが大事だ」とメラミン問題へのこだわりを見せた。
文
ボンド柳生| 似顔絵 池田マコト