<テレビウォッチ> 自ら「ニート剣士」を称していた北京五輪フェンシングの銀メダリスト、太田雄貴(22)の就職が森永製菓に決まった。
昨日(10月23日)都内で記者会見した太田は、終始涙をぬぐいながら「いい形で4年後(ロンドン五輪)を目指せると思っています。フェンシング界を背負うとともに1社会人としてしっかり頑張りたい」と。
「フェンシングがマイナーな高校生の時、支援してくれたのが森永製菓で、いつか恩返しをし、貢献したかった」というわけで、プロ契約ではない正社員として就職。
報じた笠井アナが感じ入り、「それで、あれだけの涙ですからね~」と。
で、涙の理由を会見終了後、まだ目を潤ませながら次のように語った。
「ボク自身すごく弱い人間なので。大学時代に周囲が就職活動するなかで、僕だけフェンシングをやっていて、それがすごくシンドイ時期があった。いろんな人に支えられて、この日を迎えられたことが非常にうれしくて……」
キャスター小倉が「初任給は20数万円と言っていましたが……森永製菓に入ったことを本当に喜んでいましたね~」。
桜美林大大学院教授の諸星裕は「他のスポーツだとプロ契約など、選り取りみどり。こういう時にスポーツの格差を感じ、不公平だと思いますね」と。
北京五輪で金メダルを取ったのは森永製菓かも……
文
モンブラン| 似顔絵 池田マコト