<テレビウォッチ>テレビ朝日の「ナニコレ珍百景スペシャル」。ゴールデンに進出するのを記念しての約3時間の特番だった。
ネプチューンを中心に関根勤やベッキー、石原良純らが出ていた。映像を紹介して珍なるものかどうか判定する形式だ。
くだらないけど面白い。面白い映像をピックアップし、かつちょっとだけ「へえ~」とためになるという非常にテレビ的なつくりになっている。TVの申し子的番組といってもいいかもしれない。
映像は、珍しい木といった自然ものや動物もの、そして変な人ものだ。熊本だったかな、ある店では生ビールが500円で、つきだしが14品もあって420円なんてのも紹介していた。チャーハンまで出てきてすごいつきだしなんだコレが。だから何だといわれても困るけど、へえーとは思ったね。元バレー選手の大林素子がねそべっていかにデカいソファかを示す画もあった。
インコが東京で繁殖して電線にずらりと並ぶ話は、特に身近で気になった。棲んでるところが自宅近くで庭に飛んできたりもするものだから、つい見入ってしまった。
スペシャルだからなんだろうが、紹介される映像は次々と珍定委員から認定のOKをもらっていた。いっぱいあってなかなか面白かったけど、見終わってしまえば何だったかな、と記憶に残らないものも多かった。とにかくテンポが速くて、ネプチューンの司会ぶりがどうとかいう問題ではなく、ポンポンと次々映像を紹介していた。このテンポの良さというのは、視聴率を取るために大切なポイントだ。
ただ前にも指摘したことがあるが、視聴者投稿を頼みにした番組というのは、ネタがくっつくというか似てきてしまう危険性がある。今回はかなり大判ぶるまいでたくさん紹介していたが、あまりやり過ぎると枯れてきてしまうかもしれない。面白い番組なので、テンポのよさは生かしたまま、面白映像を量的に絞ると長持ちすると思う。ゴールデンでもがんばってほしい。
見ていれば 笑えはするが すぐ忘れ