「八百長テープ」 元力士コメントがピンボケな訳

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   <テレビウォッチ> 各局のニュースワイドで取り上げられている「話題の録音テープ」が今日(10月22日)はスパモニに登場した。

触発されて…

   1991年9月、当時の二子山理事長と出羽海副理事長が親方衆を集めて、「無気力相撲はやめろ」と叱った肉声テープである。17年も前のテープが何故いまさらこんなに騒がれるのか、わけが分からないが、今朝の番組もしまりのないものになってしまった。原因は元力士の龍虎をゲストに招いたこと。

   かねがね感じていたが、龍虎という人は、意図的にはぐらかしているのか、とぼけているのか不明だけれど、的を射ないコメントを繰り返す。この日も、同様の傾向がみられた。キャスター陣が、二子山理事長発言の意味合いについて尋ねると、「板井のことだと思います」の1本やり。

   板井は元力士で、現在、進行中の「八百長裁判」の「週刊現代」側証人。件のテープと板井の関係が何の説明もなく語られるものだからスタジオ陣はついていけない。キャスター陣や森永卓郎、落合恵子が質問を発しても、龍虎の答えは「板井」以上に広がらない。

   ようやく鳥越俊太郎が「廃業した板井が、その頃、たしか『週刊ポスト』誌上で八百長相撲を告発したことに触発されて、二子山理事長らが発言したのだろう」と助け舟を出す。

   直近の若ノ鵬問題についても同じような展開に終始。そうこうするうちに時間切れ。

   だいたい、1975年に引退し、さほどの影響力を持つとは思えない人物にそれ以降の状況を聞こうとすることにムリがありはしないか。

文   アレマ| 似顔絵 池田マコト
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