「三浦元社長他殺」説が出た理由 鳥越「それだな」

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   <テレビウォッチ>辣腕といわれるゲラゴス弁護士が独自に病理学者に調査させてぶち上げた「三浦元社長他殺説」に対するスタジオ陣の見方――

成立するんですか

   鳥越俊太郎「まさか他殺説が出てくるとは思わなかった。三浦元社長が死ぬことによって誰が利益を得るかよくわからない」

   清原博(国際弁護士)「変死する収容者が少なくないので全く否定はできない。が、他殺したとすれば、どのような状況で、誰が、なぜそんなことをしたか、きちんとストーリーを立てなければいけない」

   室井佑月「他殺する意味がまるでわからないけど、三浦元社長と会ってインタビューしたことのあるライターや編集者に聞くと自殺するようなタマじゃないと必ず言う」

   若一光司「自殺と報道された当初、ゲラゴス弁護士サイドは『事件性あり』と反応した。長い目で見れば、警察側の保護責任義務が果たされていないという前提で訴訟に持ち込むために、疑義を出しておいたほうがいいと、訴訟戦略上考えたのでは」

   大澤孝征「疑問が提示されること自体は必ずしも悪くはない。いろいろ疑問がある点を解消できるかどうか検証する必要がある。この場合は幸いにして遺体が残っているのだから、ロス市警としてもしっかり再調査をやるべきだ」

   鳥越「房の中で死なれたということで管理責任を問われて市当局と損害賠償みたいな話は成立するんですか」(と清原に聞く)
 清原「もちろん成立します」
 鳥越「それだな」

   ――という次第で、番組的にはゲラゴス弁護士の訴訟作戦の線が色濃く出た。

文   アレマ| 似顔絵 池田マコト
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