お笑いコンビ・ドランクドラゴンの鈴木拓が2008年10月17日のブログで、テレビ番組収録前に起きた、悲愴なエピソードを語っている。
そもそも道を歩いていると、人違いされることが多い。「アンタッチャブル」柴田英嗣、「おぎやはぎ」矢作兼といったメガネをかけたお笑い芸人とよく間違えられる。中には、痩せ型の鈴木に向って、「マッスルさんだよね?」と声をかけられたこともある。
先日もこんなことがあった。ある大女優さんとクイズ番組で一緒になったときのこと。番組開始前に共演者らと雑談していたところ、彼女から「もう本番始まるわよ」と声をかけられた。喋るのをやめたところ、またまた「だからもう本番よ」声をかけられる。
鈴木が「そうですね」と答えると、彼女は、
「そうですねじゃないわよ!ココにいたら
あなたテレビに映っちゃうわよ!」
と返したという。つまり、彼女はどうやら、鈴木を番組のアシスタントディレクター(AD)だと思っていたらしいのだ。
「僕があまりにも、みすぼらしい格好だったためにADさんと間違えたみたいです」
しかも、かのADは鈴木よりも華があったそうだ。相変わらずの影の薄さに、その時、ボンヤリ思ったという。「もしかしてマッスルさんに間違われてる方が幸せだったのかな?」