新聞の「~ことがわかった」は「週刊誌のぱくり」?

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   ワンちゃんも大変だったな。飯田橋の焼鳥屋でハイボールをすすりながらそう思う。ポストで王貞治が、胃ガン手術から2年3か月。昨(2007)年70キロ台を維持していた体重が65キロになって、点滴を打ちながら采配を揮ったこともあったと語っている。

   現在の心境を色紙に書いてと頼まれ、しばらく考えて、「楽になった!」と書いた。ご苦労様。ON共にグラウンドを去り、「目つむれば若き我あり」とひとりごちた。

三浦元社長は「殺された」 思わせぶりタイトルも中味は…

   現代は若ノ鵬の第2弾で、千代大海と魁皇二大関との八百長相撲を告白。今週もワイドショーへの貢献大。

   文春は、三浦和義元社長の自殺で、大特集を組んだが、内容的に新味はない。新潮は、「ロス警察に殺された!」と、思わせぶりなタイトルが付いているが、中味は薄い。

   どの週刊誌も、株価大暴落で、「大恐慌」前夜のような書き方をしているが、どれもこれも不安を煽る記事ばかりで、年金生活間近の「由緒正しい貧乏人」は、老人性うつ病が進行し、酒が不味くなるが、酔わずに読めるかと、もう一杯お代わり。

   その中で、ポストの「サラリーマン無税族の叛乱」は、タイトルはお世辞にもうまくはないが、ひと味違う視点から斬り込んでいる。


元木昌彦プロフィール
1945年11月24日生まれ/1990年11月「FRIDAY」編集長/1992年11月から97年まで「週刊現代」編集長/1999年インターネット・マガジン「Web現代」創刊編集長/2007年2月から2008年6月まで市民参加型メディア「オーマイニュース日本版」(現オーマイライフ)で、編集長、代表取締役社長を務める
現在(2008年10月)、「元木オフィス」を主宰して「編集者の学校」を各地で開催。編集プロデュース。

【著書】
編著「編集者の学校」(講談社)/「週刊誌編集長」(展望社)/「孤独死ゼロの町づくり」(ダイヤモンド社)/「裁判傍聴マガジン」(イーストプレス)ほか

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