<テレビウォッチ>今の民主党にいちばん痛いことが起こってしまったようだ。小沢代表の側近のひとり、前田雄吉衆院議員(比例東海)が、マルチ商法業者から献金を受け、国会でも業界擁護の質問をしていたというのだ。
本人はきのう(10月15日)夕方、「後ろめたいことはない。胸を張ってこのまま生きていく」と話していたのだが、夜、会談した小沢代表は、深夜零時をまわったきょう未明、会見して、「前田議員から、公認を辞退し立候補はしない、党籍は離脱するとの報告を受け了とした」と説明した。
前田議員は小沢支持の政策グループ「一新会」の事務局長を務める側近で、次期衆院選の第一次公認候補でもあったのだが、まさにばっさり斬ったという感じ。
嶌信彦は、「直裁にいえば、選挙への影響を考えてのこと」という。
疑惑の中身は、前田議員が代表の2つの政治団体が、2004―07年の間に多数のマルチ商法業者から1000万円を超える講演料と献金を受け取っていた、というもの。なかには、経済産業省から業務停止命令を受けた業者も含まれていたが、前田議員は毎年、業界を擁護する質問を重ねていた。
みのは、「献金を受けて、業界を擁護する質問をしているとなると、罪にはならないんですか?」
嶌は、「どの程度までの発言かですね。これなら罪にならないだろう、というつもりだったんでしょうね。それが世間一般の目から見れば、擁護しているというのでやり玉にあがった」。
「小沢さんの決断、早かったですね」とみの。
嶌は「選挙が近いからでしょう。長引くと予算委員会なんかでやられますからね」。
みのは、「前にも、メール問題なんてありましたよねー」。
まあ、そんな業界から金をもらう方もどうかと思うが、なんでこの時期に出てくるのかね。あのメール事件だって、自民の陰謀の臭いがふんぷんとしていた。これも政権担当能力のうちか?