「ネット中傷自殺」から日本女優守るのは… ワイドショー??

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   <テレビウォッチ>韓国でインターネットでの中傷が原因と見られる俳優たちの自殺が相次いでいる問題を取り上げた。10月2日に人気女優チェ・ジンシル(39)が自殺したニュースは注目を集めていた。

韓国はないの?

   森本さやかがソウルを訪れ、女優チェ・ジナ(33)にネット中傷問題についてインタビューした。彼女は、自分の名前が売れ始めたころ、自分のことがどう思われているのか知りたくてよくネットの書き込みを見ていたそうだ。しかし、悪役を演じることが多くなると、チェ・ジナ個人というより役柄そのものを個人と混同しているかのような中傷が増えた。「ごみ以下」「消えて死んじゃえ」などだ。以降は書き込みを見ないようにした。

   韓国で俳優の自殺が相次いでいる理由を森本が質問すると、チェ・ジナはこう答えた。

   「韓国人はとても純粋なので目に見えるものをそのまま信じてしまうことが多い」「うわさは疑ってみるべきなのに受け入れてしまう」

   今後は「本当の自分はこうなんだ」ということを伝えることができる番組に出る必要性を感じているそうだ。字幕と日本語音声(小さく韓国語音声も)で伝えた。

   スタジオの小倉智昭は、日本では「メディアが、わりに国民の声を吸い上げて情報を伝えている」として、「韓国はそういうのはないの?」と森本に聞いた。

    森本は、文字表示された北海商科大の水野俊平教授のコメントを紹介。「韓国にはワイドショーがないため、芸能界のゴシップなどにはネットの影響力が強い」のだそうだ。森本はこのコメントを紹介する前に、口頭で「韓国にはワイドショーがあまりなく……」と「あまり」を付けて話していた。

   その後韓国政府の対応などが紹介された後、小倉は「対岸の火事とばかりは言えない」と締めくくった。「日本はワイドショーがあるから大丈夫でしょう」などという締めでなくてちょっと安心した。

文   赤坂和郎| 似顔絵 池田マコト
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