博多ラーメンと言ったら、当然とんこつラーメン! かと思いきや、私、知りませんでした。博多ラーメンには、また新たな味が生まれていたことを。その名も「博多にらそば」。今回のグルメコーナーは、「この秋大注目のご当地ラーメン大特集」。とりあげたいのは、この「博多にらそば」。博多ラーメンの概念を破るその味とは一体? リポーターは、中村明花と中村優。
ニラがどっさり「博多発」
「熊楠家」の本店は福岡・中洲
この「博多にらそば」、食べられるのは六本木ミッドタウン(東京・港区)の真向かいに今(2008)年8月にオープンしたばかりの「熊楠家 六本木店」。六本木では早くも「福岡から新たな風が吹いてきた」などと噂されているそうです。
リポーターの元に運ばれてきた「博多にらそば(800円)」を見て、正直びっくりしました! 何せ麺もスープも見えないくらい、生のニラがたっぷりとどんぶりの中に積まれているんですから。こんなに沢山のニラをどのように食べるのかと思いきや、この「博多にらそば」には、完成された「美味しい食べ方」なるものが存在するそうです。それは、生ニラをじっくりとスープに浸しながら食べること。シャキシャキしていた生ニラが十分に馴染んでくると、スープにさらなるコクと風味が加わってさらに深いお味に。麺とニラを一緒にズズズといった中村優は……
中村「ニラがめちゃくちゃ香りが良いし、食感がシャキシャキしてて、すごい美味しいです」
生産農家まで見に行くというニラは、季節によって柔らかく風味の良いニラを厳選して取り寄せているそうです。
さて。肝心のスープですが、実はこの「熊楠家」、博多ラーメンと言えども濃厚なとんこつスープではないんです! 「博多にらそば」は、塩ベースの鶏ガラスープ。鶏ガラに香味野菜を合わせ、6時間煮込んだというスープの色は非常に澄んでいます。
お店のサイトによると、「熊楠家」自慢のスープは、野菜の旨みを十分に引き出すべく、様々な研究を重ねた末にたどり着いた自慢の味なんだとか。ニラの旨みが溶け出してスープと調和するまでは、味があっさりに感じることもありそうですが、これこそが化学調味料を使用せずに、素材が持つ美味しさを引き出した結果。美味しいだけでなく、健康にも良いラーメンを目指しているそうです。
ちなみに、「熊楠家」には醤油ベースのスープに、厳選されたプリプリの和牛モツとニラを合わせた「モツにらそば(900円)」や、スープではなくとろとろの卵とタレを絡めて食べる「たまりにらそば(680円)」など、様々な「にらそば」が楽しめます。
博多ラーメンのニューウェーブ「博多にらそば」。一度食べたら、この味やみつきかも!?
早稲田大学 綾リィ
*TBS系「王様のブランチ」(2008年10月4日放送)
<熊楠家 六本木店>
港区六本木4-4-3協和西館ビル1F
TEL 03-5771-6262
(営業時間)
11:00~翌5:00 (ランチ 11:00~16:00)
不定休
(気になるメニュー)
博多にらそば 800円
たまりにらそば 680円
● 紹介された他のお店の一部
<広島つけ麺 一>
杉並区阿佐谷南2-17-3長谷ビル1F
TEL 03-3311-6009
(気になるメニュー)
つけ麺 大2玉 1050円
<ラーメン専門 みすじ>
江東区富岡1-25-3
TEL 03-3820-0989
(気になるメニュー)
味噌つけめん 800円