麻生首相あいまい戦術に 高木美保「はぐらかすの良くない」

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   <テレビウォッチ>4年10か月ぶりに1万円台を割り込んだ東京株式市場の日経平均株価。今朝は前日の米国市場の続落を受けて、午前10時現在、321円70銭安の9834円14銭と、さらに値を下げて始まった。

   で、世界同時株安の中でスタートした衆議院予算委員会は、激しく責める野党に対し、麻生首相の逃げの姿勢が際立っている。

   その背景にあるのが解散・総選挙の時期。『得もり』で笠井アナが、微妙に風向きが変わってきた現状を取り上げた。

   道路特定財源の一般財源化では、道路以外の事業にどの程度振り向けるのかという野党の追及に首相は「12月の予算編成で答えを出せばよろしい」と。

   また、今年度中に実施するという定額減税の規模や財源についても「年末に決める」とそっけない。

   金融危機や景気への影響を強調し、存在感を示そうというのか、「1929年の大恐慌に匹敵するほど大きい。しかも欧州を巻き込んでいますから、日本に必ず影響が出てくるだろうと思います」と、ここは歯切れがいい。

   もっとも、与謝野・経済財政担当相は「諸外国に比べて日本経済は底堅く、健全だと思う。皆さん冷静になって下さい」と、全く逆のコメントを。

   この「不一致」が、かく乱戦術か何か分からないが、解散・総選挙を有利な時期に実施しようという与野党攻防が背景にあることは確か。

   笠井アナによると、早期解散・総選挙を狙う民主党。一方、首相は何とか得意の景気対策で引き伸ばし、消費者庁の創設やインド洋での給油活動を継続させる新テロ特措法の成立で実績を作り、存在感を示そうという狙いなのだと。

   政治アナリストの伊藤惇夫も「頑張って引きのばせば『麻生ブランド』が浸透。支持率が上がると考えているのだろう」。

   これを聞いてタレントの高木美保は「道路特定財源の使い道は皆が聞きたいところ。はぐらかすのは良くない」と、首相の逃げの姿勢に苦情を。

文   モンブラン
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