<テレビウォッチ> 「東京しかない」「東京、絶対いいよ」とみのもんたが妙に推す。2016年の五輪開催地だ。決定まであと1年となったきのう(10月2日)、東京都が招致イベントを開いた。
北京で活躍したフェンシングの太田雄貴(22)、パラリンピック水泳の鈴木孝幸(21)選手らが出席した。石原知事は上機嫌で、「どこにもできない五輪をやる」。
候補地は、東京のほかマドリード、リオデジャネイロ、シカゴ。みのはしきりに「東京から50年ですから、マドリードやシカゴはやったばかりだから東京が有利」という。正確には、開催年が52年目になる。
高畑百合子に「50年前、生まれてましたか?」。吉川美代子には「大学生だった?」(笑い)とノリノリだ。そして、「リオが強敵。ここも悪くはないんだよね。へっへっへ」。そうなったら、行くつもりか。8年後だからみのは72歳、まだつかいものになるか?
「めくり斬り」で順に現在の状況を整理した。
IOCが今年(2008年)6月に行った大会開催能力評価では、東京が最高評価だった。しかし、前評判の高い都市は勝てないというジンクスがある。2000年では、北京が最有力だったのがシドニーに。12年も、パリがロンドンに。
日本はまた、敗北の歴史がある。1988年の名古屋、2008年の大阪。しかし、今回は予算がけた違い。東京は150億円を投ずる(大阪の3倍)と。
ここで声を張り上げて、「さらに強力なこの助っ人が!」と3度繰り返して、めくったフリップには、みのもんたの顔が現れた。「私が、東京オリンピックの招致大使になりましたからぁ、これが」「星野さんも有森さんもいそがしいというから、休み知らずの私しかないじゃないですかぁ」。吉川、杉尾秀哉 浅野史郎が大笑い。
みのは「なぜこんなに一生懸命にやるかというと、苦い経験があるんです」という。名古屋が立候補したとき、東海テレビのスタジオで、黒川紀章らと決定の瞬間を待った。「世紀の瞬間です。現地に切り替えます」。結果はご存じ「ソウル」だった。「がくっときました。あの時の悔しさがありますからね」
石原知事はきのう、「いいたくないけど、オリンピックはもうかる。3兆円もうかる。みんなでやろうよ」といった。さすがのみのも、「すごいこといってしまいましたね」
さあ、どうなるか。開催地の決定は、来年の10月2日。みのは、「金曜日なので、『朝ズバッ!』ではお伝えできないかも……そこで、土曜日放送の『サタずばっ!』で」、と呵々大笑。まあ、番組は続いているんだろうが……