麻生首相 野党になったときの練習?

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   <テレビウォッチ>麻生首相初の所信表明は、民主党に逆質問連発という挑戦的な内容で、「朝ズバッ」は「前代未聞」と見出しを振った。

そう、国民のね

   とにかく「民主党は」と攻める攻める。「参院では税制法案をたなざらしにした」「合意形成のルールを作る気があるのか」と、「民主党」を12回も連発。補正予算の成立、消費者庁の創設、インド洋での給油活動継続……など5つの課題を突きつけた。

   さらに、「私は悲観しません」「私は決して逃げません」と「私は」を30回近く(よく数えたもんだ)も出した。ジャーナリストの池上彰は、「私が総理大臣、私が政治をやるんだと、徹底的にアピールした。総選挙を意識している」という。

   与良正男は、「野党の質問みたいでしたね。歯切れがいいが、自分は何をするのかがはっきりしない。民主党の公約を『財源はどうする』と攻撃しておきながら、定額減税の規模も財源もあいまい」「完全な選挙演説ですよ。わたしと小沢さんの対決だと」という。

   焦点の第1はむろん、補正予算案1兆8081億円の行方だ。積極財政出動で緊急経済対策がうたい文句の麻生首相は、高齢者への医療対策、農林水産支援、中小企業支援などを決めてから解散といっている。

   また、「合意形成のルール作り」は、参院ねじれをなんとかというのだが、民主党としてもこれに応じないと、選挙でつけがまわってきかねない。互いに相手のせいですといいたいわけだ。

   与良は、「選挙をやるしかない。勝っても負けても、その結果を受けてなら政治が動く。今度の選挙でわたしたちは政権を選択できるだけでなく、政治を動かすことができる」という。

   みのもんたは「衆院で3分の2はもう望めない」

   「でも、過半数なら勝ちだと」と与良。

   で、麻生内閣のスローガンは、「簡素にして温かい政府」とフリップを出した。

   与良が、「あと、強くて明るい国ってのがある」

   みのは、「そっちの方がボクなんか印象に残ってますね。そこがこの番組のスタッフとわたしの違い」(笑い)「でも、チャンスはチャンスですよね、国民にとって」

   「そうですよ。首相を選べるんですよ」と与良。

   道あゆみも、「私たちの決断力と価値観が問われているんですよ」

   「そう、国民のね」とみのもんたも力が入った。

   一方で10月3日解散という動きは消えていない。どうなるか。

文   ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト
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