<テレビウォッチ>さあ、発足した新内閣、何と名付けるか。
「ボクちゃん以外は目立っちゃいやよ内閣」(鳥越俊太郎)
「麻生ワンマン内閣」(有馬晴海)
有馬のいうところは、こうだ--細田幹事長、河村官房長官の名前をみたとき、「選挙やる気があるのか」と思ったが、全てのことは俺ひとりでやるというメッセージ。主役は俺ひとりでいいと。
三反園訓は、「地味な内閣だが、麻生さんらしい。初めてみたけど、閣僚名簿を自分で読んだでしょ。ただ、内容は前の日から流れていた。これが、全く誰も知らないのを発表したら、かっこよかったのに」
鳥越はまた、「野田、中曽根という郵政反対組が入っている一方で、小泉改革はぐじゃぐじゃ。いわゆる上げ潮派はシャットアウト。小泉路線さよなら内閣だ」という。
小木逸平が、「18人中11人が2世3世の世襲組」
江上剛が、「国会がそうなってる、その反映でしょ」
赤江珠緒が、「財政と金融が兼務になりましたね」
これに江上は、「大蔵の不祥事でチェックするために分離したのだが、一緒になると暴走しますから、チェックは必要」
テレビというのは、こういうときにやっぱり強い。話がとりとめのない流れになっても、過去の映像をうまく使うと、ピリッとなる。
話題の閣僚でも、小渕優子(少子化)、浜田靖一(防衛)には、それぞれ父親の映像。石破茂(農水)では、「だれかがやらなきゃならない」という何日か前の発言。かわいそうだったのは舛添要一(厚労)で、1年前の選挙のときの映像で、麻生現首相のアルツハイマー失言の直後、「あのバカ大臣と一緒にいたくないから時間をずらした」と言ってるのがばっちり。そのバカ大臣の元での再任だ、とナレーション。
その舛添大臣の「後期高齢者医療制度の見直し」では、スタジオも侃々諤々。
三反園が、「選挙のためにいってると思われたらだめ。選挙ではぶれたら大変。橋下さんのとき、減税やらないといってたのに、やるといったらぼろ負けした」
赤江が、「ところで選挙はいつですか」
三反園は、「福田さんでも支持率58%を出した。それを上回りたいところでしょう。それをみながら決まる」
もう調査は始まってるのかしら。結果が出るのは週明けか。しばらくは騒々しいことだ。