<テレビウォッチ>NHKのサラリーマンNEO。シーズン2が始まったころにこの欄で取り上げた。そのときは「笑える代物ではなかった」と書いた。
今はシーズン3なのだそうだが、久しぶりに見ると変わっていた。よくできていて笑えた。前は構成がダメだったが、今回はサラリーマンの喜怒哀楽を上手に表現したコントになっていた。びっくりするぐらいに変わっていた。
生瀬勝久が達者で、魅力がよく出ていた。アホタレントを集めてにぎにぎしくやる、というのではなく、コントとしてちゃんと仕込んで演じている。転勤や出世競争の悲哀など、サラリーマン生活をじっくり見つめ直したのだろうか。
細かいことだけど不満はあった。冒頭のクレジットは何と書いているのか分からない。デジタルっぽく格好つけてるがよく読めない。番組の終わりにも普通にクレジットを流していたので、冒頭のはいらないんじゃないか。
クレジットはともかく、中身は面白くなっていた。以前書いたときは「全部『生煮え』」「しょせんはNHK」と厳しく書いたけど、今回は評価を一新しました。笑えるだけでなく、サラリーマンってそうだよな、と存在そのものを考え直させられもした。
宮仕え すまじきものと 思えども