<テレビウォッチ>スパモニが17回にわたってしつこく追究してきた独立行政法人問題で、むだ遣いのシンボルだった「私のしごと館」がようやく廃止という流れになった。
厚労省所管の独法、雇用能力開発機構が運営する「私のしごと館」は、580億円をかけて建設された施設の利用がさっぱりで、毎年大赤字。今年(2008年)に入って3人の大臣が視察したが、発言は微妙に違った。
渡辺喜美・前行革担当相(5月)は、「開店休業だな」「はじめから赤字になると思って作ったのか」とぼろくそ。
舛添要一・厚労相(7月)は「職業訓練の一環になれば。この分野は政府の施策としてきちんとやる」
茂木敏充・現行革担当相(今月)「しごと館としての業務は廃止になると思う」
しかし、有識者会議が2つあって、厚労省の「私のしごと館のあり方検討会」は、存続の方向。政府の「行政減量・効率化有識者会議」は廃止と、食い違い。そこで、きのう(9月18日)、茂木・舛添会談が行われ、茂木大臣は「総理の了解を得ています。舛添大臣とも意見の一致をみた。廃止します」となった。
ところが、厚労省の検討会のメンバーで、スパモニのレギュラーでもある森永卓郎は、この決定に異議をとなえた。電話取材に、「(存続の)決定を尊重することになって閣議でも決定していた。だからそれを無視するというのは、選挙のためのパフォーマンスとしか思えない」という。
この5年間、独法問題追究一本槍できた玉川徹は、「総理が決断したということだろうが、私は評価すべきだと思う。優先順位の低いものに公金は使い続けられない」という。
山口一臣が「これからどうなるかも、見ておかないと」
「ここからひっくり返ったら激怒ですよ」と玉川。
大谷昭宏は、「きょう読売新聞の編集手帳が『役人は、余計なことをするくらいなら、寝ていてくれ』と書いてる(笑い)。これを作った人たちは寝ててくれたほうがよかった。580億でしょう」
村田晃嗣が、「作ってから寝たんですよ」とまぜっかえす。
大谷が、「玉川さんと私の仕事は続くんだ」