<テレビウォッチ>ネット系「大人合コン」が秘かなブームになっているそうだ。葉山エレーヌによると「結婚を前提としている30代、40代の人がはまる」のだという。
合コンを月に500回、開催するという合コンセッティングサイトの代表(女性)の話で番組は進行する。居酒屋合コンは定番だが、「共通体験をしてそこから親しくなるタイプがはやりつつある」(代表)とかで、さまざまな形が生まれているらしい。練習場でスキンシップが図れるゴルフ合コン、競馬場の貸し切り個室でうんちくを傾け、馬券の買い方でお互いの性格をチェックできる競馬合コン、ほかにお化け屋敷、マネープランなど。
なかで人気があるのは「料理合コン」。「スキルアップできて出会いもある」(ナレーション)。一挙両得というわけだ。番組が紹介するのは、3人ずつの男女がペアを組み、中華料理3品を仕上げていくもの。粉をこねる場面になると、「手がきれい」と相手を持ち上げたり、「手に匂いがつくから、僕が……」と、気づかいを見せたり、と涙ぐましい。
笑いながらモニターを眺めていたコメント陣の反応は――ロバート・キャンベルは「合コンは気持ちわるい」。冨田リカは「ランコンってあるの、知っていますか」とドキっとさせて、「皇居の周りを走りながら……」と落とす。テリー伊藤は「なれてる人は目が肥えちゃうんじゃない」。加藤浩次は「はしごして結婚しない人が出てくるでしょうね」。
先の代表は「(参加者は)総合的な人間力を判断しているし、ちゃんとした恋愛力ができるかどうかを見ている。合コンはよりシビアな世界になっている」と語る。長寿高齢化社会では晩婚化もやむを得ないのかもしれないが……。