「事故米検査」 農水省が甘くなるメカニズム

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   <テレビウォッチ>オープニングで露鵬、白露山の和服姿が出てきたので、リーマン、事故米があっても「スッキリ!!」は大麻がアタマかと思って見ていたら、加藤浩次が「その前に」と切り出して、太田農水相の会見映像が流れる。さすがに、トップは新展開を見せた事故米問題だった。

自分でお米を作ろうかな

   今回の事態について農水相は当初、「ジタバタしない」とか「事業者にも権利がある」と、業者サイドの発言をして不評を買い、福田首相の指示で、きのう(9月16日)ようやく、三笠フーズからの転売先を実名で公表した。番組によると、その数375。西日本に集中し、菓子関係の多いのが目立つ。なかには農水省から「名前を出さない」と言われて調査に協力した店もあるようで、番組は、憤る店の話も紹介する。

   加藤が「末端の小売業者とか、製造業者が名前を出されたために被害を受けたら、損害賠償してもらえるのか」と心配すると、江田けんじは「現実に被害が出れば手当てしなければいけないでしょう」と話した。そして、それよりもという感じで「これまでは事故品を輸入国に返却したり、焼却処分をしてこなかった。末端の職員はさばかなければいけないので企業に頭を下げて引きとってもらうことになる」「引きとってもらうと検査が甘くなるのは当たり前。そうしたメカニズムを抜本的に変えないと絶対に2次、3次が起こってくる」と続けた。

   おおたわ史絵は「大きな経済被害だ。自分でお米を作ろうかな、と思ってしまう」。テリー伊藤は「末端のお店がみんなつぶれる可能性だってある。そのときどうやって補償するのか。農水省の落ち度なのに太田農水相は税金で補償するという。選挙前だから気持ちのいいことを言う。ふざけんな、という話。売りっぱなし、やりっぱなしで、あとは知らない、ここがポイントだ」と怒った。

   政府は、事故米問題の処理を野田消費者行政推進担当相に任せることにしたらしい。太田農水相にとっては苦しい総選挙になりそうだ。

文   アレマ| 似顔絵 池田マコト
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