親と娘を殺害か 「よくある自殺の拡大形」

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   <テレビウォッチ>北海道・池田町できのう(9月15日)朝、一人暮らしの84歳の女性の自宅で、この女性と孫娘が刺し殺され、女性の実の娘も傷を負って倒れているのがみつかった。

相当固かった

   亡くなったのは、丸山静江さん(84)と丸山麻由さん(27)で、胸や腹をそれぞれ10か所以上刺されていた。現場の状況から、2人を刺したあと自殺をはかったとみられるのが、静江さんの娘で麻由さんの母親(58)。彼女も胸に10か所以上の刺し傷があった。

   帯広からそう遠くない池田町は十勝ワインの産地として知られ、丸山さんもジャガイモ、小麦などを作る農家だった。平和な農村地帯で、この一家にいったい何があったのか。

   レポーターの立花裕人が現地から伝えた。近所の話だと、静江さんは夫が2年前に亡くなってからは一人暮らしだったが、家族の仲もよく、娘も孫娘もよく訪ねてきていたという。先週金曜には夫の3回忌に親類があつまったばかり。トラブルも聞いたことがないという。

   家族の間で何があったのかは、全くわからない。弁護士の大澤孝征も、「データがないからわからないが、自分の愛するものも一緒にという、よくある自殺の拡大形だと思う。自分を刺した状態からも、意志が相当固かった」というばかりだ。

   さてそこで、気になったのが、立花のレポートとナレーションで繰り返された「58歳の女」といういいかた。「58歳の女は」「この女は」という無神経な繰り返しは、耳障りなどころか、聞いていて不愉快になった。

   本人が救急車の中で「自分がやった」といっているのだから、状況に疑う余地はない。回復すれば殺人容疑で逮捕されるのだし、名前を出していけない理由はない。だいいち、同じ家族で祖母、娘、孫の真ん中なのだから、名前は出さないとおかしい。それを、「58歳の女」「58歳の女」の連呼はないだろう。

   警察がはっきりしないと、動けないというのか。何におびえているのか。テレビのやることは、ときどきわからない。そもそもわざわざ北海道まで飛んで行くほどの事件とも思えないのだが……

文   ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト
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