<テレビウォッチ>「三笠フーズ」が不正に流した農薬汚染の「事故米」は、病院や介護施設、保育所などですでに食べられていることがわかった。
農水省の調べによると、三笠の「事故米」の一部、メタミドホスに汚染されたコメは混米されたうえで、医療機関などに納入している「日清医療食品」を経て、近畿の2府4県119か所に納入されていた。「職員用の食事として、食べちゃってるよ」とある病院。
また、アサヒビールはきのう(9月11日)、契約していた焼酎メーカーが汚染米を使っていたため、製品65万本を自主回収、損害は15億円にのぼると明らかにした。
農水省の白須敏朗事務次官はきのうの会見で、「立入調査がしっかりしてれば防げたという議論はある。調査は不十分だったと申しあげている。が、それによって現段階でわれわれが責任あるとは考えていない」という。こんな役人いない方がいい。
大谷昭宏は、「船場吉兆とか赤福なんかとは違う。毒物が入ってるんだから。農水省はこれらが工業用に使われていたかどうかを調べるのが仕事でしょ。日本中にそんなにノリがあふれてたのか。これを調べればわかったはず。なぜ農水省は平気で責任がないなんていえるのか」
山口一臣は、「農水省は共犯だと思いますよ。事故米なんていうが毒米。農水省は16社に売っているが、うち純粋に工業用にノリや接着剤を作っているのは2、3社しかない。後は製粉や飼料、肥料などで、ちょっとずれると食用にいく可能性のあるところばかり。いまになって工業用の業者に限定するなんていってるが、当たり前のことじゃないですか」
ここで、小木逸平が太田農水大臣が事務方に検討を指示したという内容を読み上げた。
(1)検査は抜き打ちで行う(スタジオ爆笑)
(2)汚染された輸入米は返品
大谷は、「96回も立入しても事前に予告してる。こんなインチキをやる会社が全部見せますか?」
赤江珠緒が、「責任がないというのなら、少なくとも無能だと」ときついことをいう。
小木が、「ミニマムアクセス米が汚染されていたら返品を決めたというんですが」
大谷は、「そんなものをちゃんと守ってる国なんかないでしょう」
ウルグアイ・ラウンドでへんてこな条件を飲まされたのは、日本の高い米価と農業を守るためだった。つまり、自民党の票田を守るため。それを無能な役人が管理するとこうなる。