TBS「ドニーチョ! 言い訳野郎!」。言い訳をテーマにタカアンドトシが司会的な役回りをしていた。ほかに、井上和香やケンドーコバヤシ、上島竜兵、ふかわりょうたちが出ていた。
再現ドラマなどで言い訳を映像化。言い訳の事件簿だとか何とかいって鈴木史朗も出てきた。どうものっぺりしていて気持ち悪い。
登場した言い訳はこんなのがあった。ゲームメーカーの就職試験に遅刻してしまった際、「御社のゲームに夢中になって夜更かしし寝坊しました」。これで逆転、入社できたとか。5000円札の偽札犯がつかまり自供するには「1万円を偽造する勇気はなかった」。浮気デート中に彼女に見つかったが「あれはスコットランド人の男」。これはバグパイプを鳴らしスカートのようなものを着用している、というイメージからだ。
有名人の言い訳もあり、森本レオが当時20歳の女性と密会していることが発覚した際、「異文化交流」と言ったという逸話も出てきた。ドキュメント風に家賃を払わない人たちの言い訳と取り立てる方の電話攻勢を紹介する映像もあった。
笑える話もあったし面白かった映像もあったけど、全般的に長く感じた。タカアンドトシが中心的ではあったけど司会ではなく、展開がはっきりしなくて弱かった。メリハリが利いてないということだ。笑える話も映像としてははじけない、という感じで地味だった。
それでも視聴率は関東で6.7%あり、同じ時間帯の中ではトップだったようだ。作り手は満足しているだろう。でも、もっとあっけらからんと笑いたいな。
作り手の 言い訳いらぬ 大健闘