<テレビウォッチ>今日最大のニュースはこれ? ANNの世論調査で、自民党の支持率が上がった。調査は、9月6、7両日、全国25地点での層化二段無作為抽出1000人で、有効回答は580人(男301、女279)。
まず【福田総理の辞任理由】納得した 17%、 納得しない 73%
【辞任は無責任と思うか】思う 72%、 思わない 19%
にもかかわらず、自民党の支持率は大きく伸びた。カッコ内は前月調査比。
自民党 42.9%(+5.6)
民主党 25.9%(- 3.5)
公明党 2.9%(- 0.7)
共産党 3.1%(- 0.3)
社民党 1.6%(- 0.3)
他政党は軒並みマイナスになったが、特に民主党が大きい。明らかに自民党総裁選の「効果」。今朝の新聞にも「臨時国会、冒頭解散へ」が並んで、総裁選の勢いで総選挙に入って負けを最少にという福田首相の思惑が当たりそうな勢い。「これで民主がかすむ」という予想も数字になった。
山口一臣は、「週刊誌の編集長としては、ネタに困らなくていいんだが、自民党の総裁というポストがいかに軽くなったかを表している」
松尾貴史も、「大騒ぎする方をみんなが見るという現れでもある」
赤江珠緒は、「無責任だという人が70%を越えているのに、これですから」
その大騒ぎの方は、目下7人が名乗りをあげていて、うち5人は20人の推薦人をクリア。あとの2人は連携を模索という。「大いに派手にやってください」という福田首相の読みはなかなかということになるのか。
もっと、掘り下げてもらいたいところだったが、これ実は「ニュースルームから」という、いわば速報。分析する時間がなかったのだろう。月曜日の泣き所である。
その代わりに時間を割いたのが、先週から続く大相撲の大麻問題。きょうは再発防止検討委員会、臨時理事会、評議委員会と立て続けに開いて、おそらく北の湖理事長の進退が決まるのだが、全ては番組が終わってからの話。
時間は長くても、前ぶれと北の湖の生い立ちでは、やっぱりしまらない。