恥ずかしながら(!?)雨の日曜日に1人で映画を見に行った。
ずばり「SEX and the CITY」。
女性誌の9月号特集の多くが、この映画だった。
仕事終わりに同僚の女性と愚痴大会を繰り広げている外苑前のカフェでも、ず~っと、これでもかっ! てなぐらいに映画の予告編が垂れ流しされていた。世の中どこを見てもSATC状態。今見たい映画を女に尋ねれば、口をそろえて「SEX and the CITY」と答えるほど、女の潜在意識に刷り込まれている。GAGAさん、なんともすんばらしい宣伝方法だ。毎度のことながら舌を巻く。
ところで、ここで弁明すると、私は企画のネタ案のヒントにならないかと期待して見に行ったのが50%、残りの半分は、もちろんメディアに躍らされた。
実際に映画館に行ってみると、来ているのは女同士が圧倒的に多い。
しかも、普段映画館に来ないような、派手派手なグラマラス系のお姉ちゃんたちが大挙して来ている。これ、絶対に雑誌やテレビのメディア戦略の結果だと思う。そりゃ登場人物のファッションが気になるもの。
TVシリーズを見ていてストーリーを見に来る人、ファッションを見に来る人、
映画鑑賞のきっかけは人それぞれ。きっかけは異なるにしても多くの人が見に来てくれる、それはとても素晴らしいことだ。テレビの視聴率のようにね。
しかしながら、映画を観終わった印象は、女はなんてオバカさんなんだろう?恋愛とファッションにしか興味なし。しかも、なぜあんないい年して、ランチに女子で集まるのか……そんなに女同士でたむろしたいのか? だった。
映画もTVシリーズもそうだが、ホントに女は1人で物事を決断できない種族だ。それを女は、"女同志だけが共有できる友情"と特別なものだと思っている。
その友情の集大成として描かれた映画は、製作側の儲け主義で作られたとしか考えられない。なにも映画にするまでのストーリーではないだろう。これも、巷でささやかれるハリウッドのネタ不足か?
かく言う私も、大学時代の女子で集まってばかりの"女友情"大好き派。自分たちも省みれば一緒なのだ。ちなみにSATCより一回り下世代のアラサーで、友人の半数がSATCを見に行っていた。完璧にメディアに乗せられている。
だが、こうやって自分のことは棚に上げて話すのも女子の特権。さらにもう1つ女には特権がある。それは、女子は自分の恋愛体験を主観でしか話せず、客観的にみて話すことができないこと。女は自分に起こった出来事を人に話すことで、自分に再認識させたいのだ。私もその1人だが、これまた迷惑な話だ。
自分中心でくだらない話、「んで、オチはなんなの?」と、突っ込みたくなる。もはや職業病。女性ホルモンも少なくなってきてるのかもしれない。
この話をある女性プロデューサーと話したら、まったく同意見が返ってきた。
意気投合した私たちは、共同で日本版SATC的な企画を考えてみることに。
果たして、どうなることやら。それは、某局編成局と神のみぞ知る。
あれ、肝心のオチは?……
だって、私、女子だも~ん☆でへっ。あ~、この手も痛くて使えない年齢だ。