<テレビウォッチ>8月25日はチキンラーメンの「50歳の誕生日」だった。現在のCMキャラクターの国分太一(33)と仲間由紀恵(28)が出て、誕生会が開かれた。累計で53億食だそうが。「人が食べているのを見ると、一口食べたくなる」(仲間)のが、変わらぬ人気の秘密らしい。
誕生した1958年はどんな年だったかというと……
◆ 東京タワーが完成
◆ 1万円札発行
◆ 皇太子と正田美智子さんご婚約(ミッチー・ブーム)
◆ 巨人の長嶋茂雄が新人王(注:契約金は当時では破格の2000万円)
◆ 王貞治が巨人入団(注:はじめはピッチャーだった)
◆ 石原裕次郎ブーム
◆ フランク永井「有楽町で逢いましょう」が大ヒット
「すごい年ですね」と赤江珠緒。
スタジオでこれを知っているのは、若一光司、森永卓郎、大沢孝征だけだ。年表を解説していたみといせいこだって「??」というくらい。
「中学生くらいでした?」と聞かれた大沢が、「そうですね。美智子さんのご結婚で、わが家にテレビが入りましたから。チキンラーメンの歌を覚えてますよ」
森永は、「フジテレビもなかったし、チキンラーメンはごちそうでしたよ」
「当時35円でした?」と上宮菜々子。この値段、実は街のラーメンの値段とあまり変わらなかった。
若一は「まだ小学生でしたけど」とよく覚えていない様子。「それよりも、これを考え出した日清食品のオーナー安藤百福さんが昨年亡くなったとき、ニューヨークタイムズが社説で『ミスター・ヌードルに感謝』と、歴史的な偉業を賞賛する社説を書いた。いまや世界で年間1000億食というインスタントラーメンの、出発点なんですよね」
チキンラーメンはいまも昔と変わらない味と包装で売っている。まあ、たくさんのバラエティーがある中で、その味はむしろ独特。家人に聞いたら、子ども達でも、ときどき「チキンラーメンが食べたい」と言うんだそうだ。