<テレビウォッチ> 『中原に鹿を遂う』たとえ通り、これでもかと金メダルを独り占めする中国にいささか興ざめしてきたところ。そこで、『朝ズバッ!』が「朝刊キョーミ新新」で面白い記事を紹介した。
「実は、日本語も中国を支えていたんです」と、竹内香苗アナが紹介したのが産経新聞の『中国語支える日本語―外来語の1割が日本からの輸入』という記事。
それによると、中国語には約1万語の外来語があり、大半は「仏陀」「菩薩」「葡萄」など、インドやイランから入った言葉。しかし、1割に当たる約1000語は清朝末期に日本からとりいれた言葉という。
導入の端緒となったのは、欧米列強の侵食に危機感を持った清朝の志士が「日本に学べ」と、日本で英語やドイツ語を翻訳してつくった「和製漢語」積極的に導入したという。
中国語になった日本語には、オリンピック期間中はよく使われているだろう「体操」「記録」「代表」「優勢」のほか「電子」「電波」「投資」「広告」「景気」などの科学技術や経済用語も。
日本の「和製漢語」が意訳だったために、中国人にも理解しやすかったようだ。
毎日新聞論説委員の与良正男が「『不倫』なんてのもありますよ」に柴田秀一アナが「よく分りますネ~」。あわてて与良が「ここに書いてあるもの~」。
それはともかく、かつて「和魂洋才」の前は「和魂漢才」だった逆、「漢魂日才」?のケースもあったのだ……
文
モンブラン