「大麻」で逮捕 「力士の1人暮らし」問題か

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   <テレビウォッチ>ロシア出身の幕内力士、若ノ鵬寿則容疑者(20)=間垣部屋=が大麻取締法違反(所持)容疑で警視庁に逮捕された。現役幕内力士が逮捕されたのは前例がないというほどの不祥事。

   親方と弟子は「親子」の関係とか言われる。ところが、その間垣親方は、子が逮捕されたのに青森に帰省中で不在とか??

   発端は、若ノ鵬容疑者が6月24日、東京・墨田区錦糸町の路上で財布を落とし、それを通行人が拾って交番に届け出たことから。

   財布のなかからロシア製のタバコ1本が見つかり、不審に思って鑑定したところ、0.37グラム含有の大麻成分が含まれていることがわかった。

   本人は「六本木で外国人からもらった」と供述しており、家宅捜査の結果、自宅マンションから大麻の吸引具も見つかっているという。

   若ノ鵬容疑者は、容疑が発覚した当時、まだ19歳の少年。『朝ズバッ!』は大麻所持という社会的影響が大きいこと、著名人であるなどの理由から「実名」で報じた。

   当コラムも同様理由から「実名」で伝えるが、若ノ鵬はロシア・レスリングのジュニア王者。2004年9月に15歳で来日し、16歳で初土俵。昨07年の初場所では18歳で関取に昇進、7月の名古屋場所では西の前頭筆頭をつとめている。

   北京五輪のモンゴル勢応援で北京にいる朝青龍にこのニュースをぶつけると、「エッ、そうなの~、ちょっとショックですね。若手でこれから伸びる力士と思っていたので残念です」と。

   相撲評論家の杉山邦博は「マンションに1人住まいさせて、監視の目や指導が行き届かないなかで過ごさせていたというところに過ちがあった。間垣部屋だけではなく相撲協会全体がそういう方向にあることが残念」と、相撲界全体にまん延している緊張感を欠いたたるみを指摘した。

   とくに間垣親方といえば、5月の夏場所4日目、部屋で朝稽古中に弟子を竹刀でたたく暴行事件を起こし、3か月間減棒30%の処分を受けたばかりだ。

   その親方は、実家青森に帰省中で、逮捕された18日は不在。まさかその前に行われているはずの家宅捜査も知らないわけではなかろうに。

   毎日新聞論説委員の与良正男は「厳しい処分になるでしょう」と。呆れるばかりの不祥事続きは、本人の処分だけでは済まないだろう。

文   モンブラン
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