女子マラソン 「日本の練習は世界一」の盲点

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   <テレビウォッチ> 先週末から佳境に入った北京五輪の日本代表選手たち。なかでも連覇に挑んだ選手たちの明暗分かれた姿が印象に残った。

   そのなかでも日本の十八番だった女子マラソン。過酷な練習をこなさねば勝てない、でもやり過ぎてもダメという、世界の頂点に立つ厳しさ、難しさを実感させてくれた。

   土佐礼子選手(32)。左ももの肉離れで欠場した野口みずき選手の分までメダルへの期待を背負って出場したレースだったが、足の痛みに耐えきれず無念の途中棄権となった。

   土佐選手が関係者に話したところによると、中国・昆明で合宿中に普段痛む左足の外反母趾をかばうあまり右足の外反母趾に痛みが出てきたという。痛み止めをしての出場だったようだ。

   『朝ズバッ!』は元マラソン選手でスポーツ解説者の千葉眞子がスタジオに生出演した。

   柴田アナの「完全な形でレースに臨むのは難しいのでしょうか?」に千葉は「マラソンの場合、私もそうでしたけど皆さん、万全な態勢でスタートラインに立てることはほとんどなくて、何らかの不安を抱えながらのレースなんです」。

   さらに千葉は「日本の練習は世界一と言われるんですけれど、今回はそれが裏目に出てしまいました。そういう反面、優勝したトメスク選手は(金メダル最年長の)38歳なんですね~」と。

   重圧を背負ったなかでの女子マラソン選手たちの過酷な練習。その練習のツケが回った今回の「欠場」、「途中棄権」という無念さを本人に代わって千葉はこう表現した。

文   モンブラン
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