「中国の2ちゃんねる」に見る 日本とのマナーの「違い」

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   <テレビウォッチ>北京の小倉智昭キャスターが中国人のマナーについて大いに語った。その長編の前半ではマナー向上をある程度認めつつ、徐々に批判を展開する。必死で耳障りな大声援、相手のミスも喜ぶ姿勢etcetc。

2ちゃんの書き込みを見て…

   もうひとつ残念なことがある、と小倉は言う。「(有力選手が負けたときの)中国の皆さんの叩き方は凄まじいモノがありますよ。みんなボロクソに言いますし、2ちゃんねるの書き込みなんかを見ても、『なんで負けるんだ』『お前はなにをやってたんだ』という書き込みがありますから――」

   これはたしか、中国の話だ。中国語は(国名ですら)サッパリわからないと公言する小倉が、掲示板の書き込みを読んだのだろうか。中国の「2ちゃんねる」というのも聞いたことがない。

   メディアなどで見聞きしたことを、ついつい実際に見たように喋ってしまう、口を滑らせる――といったことは下々の者にはありがちだ。しかし、小倉といえば無謬にして不可侵で、その言葉には大いなるパワーと責任のともなうテレビキャスターである。たぶん中国にも2ちゃんねるがあり、それを翻訳して読んだのだろう。

   「日本人は『敗れた人たちにも拍手を』というのがありますからね」。文化人・知識人小倉はそう言って、中国人のさらなるマナー向上を促した。

   ところで、今一度日本の2ちゃんねるの書き込みを確認してみると良いのかもだ。

文   ボンド柳生| 似顔絵 池田マコト
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