<テレビウォッチ>父親の「ゲームソフトを買ってやるから」に釣られて始めたフェンシング。「快傑・太田」が欧州勢を連破し、フェンシングで初めてとなるメダルをもたらした。
『朝ズバッ!』はTBS北京スタジオに、男子フルーレ個人で銀メダルを獲得した太田雄貴が生出演、滋賀県大津市の実家と電話で結び、歴史的な快挙を報じた。
まず、大津市の実家。リポーターの「帰ってきたら一番最初に何をしたいですか?」に、母親が「ギューでチューです」。隣に座っていた父親が「帰ってこないぞー」。
そこへ雄貴選手が北京スタジオに到着し、現地で取材中の高畑アナがさっそくインタビュー。「メダルの重みはどうですか?」に、「オリンピックのメダルを初めて見たのですが、重みは格別です」と。
東京のスタジオからは柴田アナが「お父さんにテレビゲームのソフトを買ってあげるからといわれ、始めたのは本当ですか?」と。これに雄貴選手は「ハイ、スーパーファミコンです。今はやって良かったと思ってますが、当時は完全にウソをつかれました」。
父親自身がフェンシングに憧れ高校時代に始めたものの、思うように戦績が上げられず、託した夢が末っ子の雄貴選手。
で、父親の息子評……
「ボクが辛い時にいつも希望を与えてくれた。家族にとっても心の支えになってくれる素晴らしい子供でした」
託した夢が、何倍もの現実となって帰ってきたのだからベタ褒めも当然。昨日は、家族一同で「祝銀メダル飲み会」を開き、父親は「おいしいお酒を飲んだ」という。
こう報告する父親に息子は「4年後は、もうちょっと美味しいお酒を飲んでもらうように頑張ります」と、うれしい言葉を。