<テレビウォッチ> 史上初の女子マラソン連覇を目指していた野口みずき(30)が、左もものケガが治らず五輪出場を断念した。
連覇を期待していた野口選手の地元・三重県伊勢市では、出場断念のニュースを聞いて「えっ ショック」「ほんとですか? 残念ですネ~」という声とともに、「本人が1番残念でしょうね~」と野口を気遣う言葉も……
その野口の報道機関に宛てたコメントには「この4年間やってきたことは、すべて北京で走るためだっただけに、今も走りたい。しかし、現状を認識すれば出場を断念せざるを得ません……」と。
元ロス五輪競泳選手でコメンテーターの長崎宏子は「やはり1番つらいのは本人だと思います。ケガをする時期がもう少しずれていたら。オーバートレーニングかどうか分かりません。足にかなり負担のかかる走法だとは聞いていましたが……」。
野口の走法は、からだ全体のばねを使い、歩幅を広く取るストライド走法で、負担が大きいといわれている。大会直前トレーニングのピークを迎えた時点でムリが出たのかもしれない。
医学的なリスクをチェックしながら厳しいトレーニングで記録を上げていくのはコーチの役割だろうが、期待が大きかっただけにそれも難しい。
スポーツニッポン編集局長の宮内正英は「JOCの幹部から『コーチの責任だ』という厳しい声が伝わってきていますが、まぁ、勝とうと思って皆で考え、やってきたことなので……」。
野口の座右の銘は『走った距離は裏切らない』だが、今回は??
文
モンブラン