「家にまで入り込む」吸血ヒル その意外な対処法

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   <テレビウォッチ>またまた「ナゾの吸血生物」なんて、もの凄いタイトルだが、実はヤマビルのお話。これが異常にふえていて、ところによっては人里まで降りてきているというので、佐々木亮太が丹沢まででかけていった。

ウワー

   もやしっ子みたいな佐々木は、おそらくヒルなんてみたこともなかったのだろう。山道でみつけて「あ、いた、いた」と言ってるうちは良かったが、靴下にはいりこまれて、「ウワー、やられた」と大騒ぎ。

   カメラマンなんかも軒並みやられて、いったん車道まで戻って点検したら、佐々木は見事、脇腹をやられていた。「ウッソー、なにこれー」。靴についていたヒルが、靴ひものアナからするりともぐりこんでいくのを見て仰天。

   ヤマビルは山の中ならどこにでもいる。が、実際山を歩いていても、けものみちで藪こぎでもしないかぎり、とりつかれることは滅多にないものだった。それが、今年になって被害が報告されたのは30都府県におよび、人家にまで入り込んできたというのだ。

   丹沢の住民も、「ネコが口につけてきた」「畳の上に2匹いたの」。茶畑の畝のあいだにある下草もヒルの温床でよくやられるという。専門家は、エサを求めるイノシシやシカが人里にふえて、それが運んでくる。またハイキング客が運んでくるのもある、という。

   スタジオにもどると、「気持ち悪い」と木場弘子、村田晃嗣、赤江珠緒がなんともいえない顔である。

   ガラスビンに入ったヤマビルを前に佐々木が、「振動と二酸化炭素で活発になるんです」と息を吹き込んだら、10匹ほどが一斉に動き出した。その薄気味の悪さにみんな一斉に「ウワー」

   で、実際ハイキングなどではどうしたらいいかを、佐々木が解説。ズボンのすそを靴下の中に入れてしまうのがいちばん、シャツのすそもベルトの中に入れ、すき間をつくらないことだと。まあ、常識的にはそれしかないだろう。

   が、暑い最中にそんな恰好で歩けるものか。いちばんいいのは、できるだけ肌を露出させること。くっついたらすぐにわかるから、手でつまみとるのだ。ただし、靴と靴下にはたっぷりと防虫剤を吹きかけておく。

   これでモンスーンのヒマラヤでほぼ1か月、トレッキングをして1度も食われなかった。反対に厳重に防護してた連中は全員やられた。ヒマラヤでは木からも落ちてくるから、傘も必携。ゴルフ用の大きなパラソルがベストだった。

文   ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト
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