突然の豪雨被害 対策お手上げなのか

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   今朝(8月6日)はやはり、ゲリラ豪雨により下水道工事の作業員5人が流され、2人の死亡が確認されたニュースがメイン。気象予報士でもある根本美緒が、6日の豪雨の状況を解説したが、その原因となると??

   まず、根本予報士が昨日の東京都内のゲリラ豪雨について時間を追って説明。それによると……

   11:35東京23区に大雨洪水注意報、同11:40事故現場の豊島区雑司が谷で雨が急激に激しくなる、12:20雑司が谷の下水道工事中、作業員が増水で流され行方不明

   事故現場近くにある豊島区内の雨量計は、正午から13時までの1時間に66ミリを記録した。1時間に50ミリを超える雨量は、「滝のように降り、車の運転が危険」な状態とか。

   この「滝のように降る雨」が、今年は7月28日まで、すでに160回あったという。1988年から97年までは年平均177回、98年から2007年まではその1.3倍で、年平均238回。不気味にもだんだん増えているのがわかる。

   原因について根本は「気温が高くなっていることが一つ言える。35度以上の日が多いですから」と。

   この程度のことは日々肌で感じて分かっている。では、このゲリラ豪雨が、「何処でいつ起こるかについては?」に「予測するのは難しい」とも。

   気象庁も「予測不可能」と言い切っているのだから、根本予報士が答えに窮するのも当然なのだが……それなら気象に対するこれまでの感覚を根本的に変える必要がある。

   そこで、都市の異常気象や防災を専門に研究する人の意見も聞きたかったが、それはなし。代わって毎日新聞論説委員の与良正男が肝心なことを言った。

   「ヒートアイランドと何らかの関係があるのでしょう。想定している以上に、雨の降り方を含め気象が変わってきている。それに対応した基準なり、ルールなり、備えなりをしなければいけないということでしょう」

   ただ予測不可能では、同じ事故をこれからも繰り返すことになる。予測可能なのはどこまでのレベルなのか、その段階でどういう防災措置を講じる必要があるのかなど、ゲリラ豪雨への総合的な備えが必要になってきたのでは……。

文   モンブラン
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