6億着服犯「息子」のアニキ 買った車と新居と…

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   <テレビウォッチ>徳島・阿南東部土地改良区の6億円着服事件報道は日テレの先行状態がつづく。この日(8月5日)の「スッキリ!!」でも、逮捕直前の暴力団組員(33)をいち早く直撃インタビューした画像を見せた。

気の毒なのは…

   組員は、着服した女(60)の息子(31=親子とも既逮捕)が兄貴分と慕う男で、息子が着服金をほぼそのまま渡していたと見られている。インタビューで、組員は息子とは面識があり、事件のことは知っていると認めたが、6億円の行方は「知らん」と否定した。インタビューの後、組員は逮捕され、1台数千万円の高級車2台などが,捜査陣によって押収された。組員は最近、6000万円の新居も建てている。むろん、「これらを計算しても6億円にはほど遠い」(ナレーション)。

   阿部祐二レポーターが組織犯罪に詳しい人物の話を借りて説明する。

   「着服金が組員に渡り、さらに上の組織に上納金が流れていると推測すれば、仮に3000万円の高級車を買うためには3000万円くらいの上納金が必要だ」として、6億円は、組員が3億円を使い、残り約3億円が上の組織に行ったのではないかという。

   テリー伊藤は、「着服金は税金で補填できないという情報もある。気の毒なのは地権者」と言い、宮崎哲弥は、「家や車である程度は回収できたとしても、上に流れているとすればそれ以上は難しいのでは」と語る。

   テリー「男がどれだけ自供するか。罪とすれば大きくなくて、3年くらいで戻ってくる。出てからの自分のポジションを考えて、全部、ゲロするとは思えない」

   捜査陣はどこまで真相に迫れるか。

文   アレマ| 似顔絵 池田マコト
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