<テレビウォッチ>首相自身は「安心実現内閣」と命名したという改造福田内閣。本日(8月4日)のとくダネ!では、多芸多才なコメンテイター陣が工夫をこらして、新内閣にわかりやすい名前をつけるという恒例行事がつつがなく行われた。
芸能リポーター前田忠明の「意味不明」内閣、福田和也・慶応大学教授の「呉越同舟」等々。メインの小倉智昭キャスターは「逆転不発」内閣。他の「内閣」が冴えなかったせいか、メインの意地にかけて熱弁をふるう。
「どこで人気があるのか分からない」(ピーコ)が、少なくとも秋葉原ではキャラグッズが売れているという麻生太郎を幹事長に据えるなど、選挙を意識した、人気UPを目指した内閣だ、と小倉は分析する。しかし、参院選の惨敗を取り戻して「逆転」できるかというと、そうでもない。実務型の内閣だが、衆院解散までの期間も約1年以内と短く、国民が納得するパワーが伝わってこない。
政治家をどうとっかえひっかえしても、新鮮でパワフルな内閣ができるとは考えづらいが、それはともかく、「逆転は無理だな」と小倉は結論づけていた。
文
ボンド柳生| 似顔絵 池田マコト