ホテル代「踏み倒し」官僚の外交能力

糖の吸収を抑える、腸の環境を整える富士フイルムのサプリ!

   <テレビウォッチ>日頃から「役得」を利用して便宜を図ってもらう習性が身につき、抑制が効かなくたったとしか言いようがないスッキリしない事件だ。

ふざけている

   先の洞爺湖サミットではロジ担(兵站・後方担当)だったという外務省の事務官(40)によるホテル代1538万円の踏み倒し?事件のことである。外務省は個人の問題と突き放しているが、さて??

   昨日(7月31日)の『スッキリ!!TIMES』で取り上げ、「バカ官僚、クビにしろ」と怒ったテリー伊藤がさらに激昂した。

   番組によると、この事務官は2006年6月から07年4月までの293日間、東京都内のホテルのセミスイートルーム(1泊5万2500円)に宿泊したにもかかわらず、宿泊代金1538万2500円をいまだに支払っていないという。

   宿泊中、ゴルフバッグやテレビゲームを持ち込み、あげく部屋で魚を焼くなどまるで自宅同然に使っていた。昨07年4月に職員寮に入居が決まりホテルを引き払ったが、その後ナシの礫。

   ホテル側が請求書を送り、ようやくやってきた事務官が差し出した謝罪文には……

   「宿泊代につきましては、あまりに高額で困惑しております。今の自分には、とても支払う能力はございません。せめて、一般客室料金×宿泊日数としてお支払いさせていただくことで、ご検討いただけないでしょうか」

   このホテルの一般客室料金は一泊1万3125円だから合計384万5625円、4分の1に大マケしろというのだから、この事務官の金銭感覚は普通じゃない。

   事務官は「ホテル側から請求が1度もなかった」というのだが、ホテル側は「無料とは言っていないし、引き払うまでに10日に1度の割で、フロントが代金の請求をしていた」という。

   この事務官は昨日、改めてホテルに謝罪?に訪れたのだが、報道陣には「先方のご厚意にちょっと甘えてしまい、お世話になったことは事実です。それは本当にありがたいと思っています」と、この期に及んでもまだ「ホテルの厚意」を期待しているふう。

   弁護士の八代英輝が「サミットでロジ担だったというからホテルとは仕事上の付き合いがあったのかも……」

   これを受けてテリーが、まず「昨日謝罪に来たのが午後3時まだ勤務時間ですよ。許可したのは誰か、ふざけている」と怒り再燃。さらに「ロジ担だから、何らかの見返りを求めた可能性もある」と。

   確かに、東京のホテルの上等な部屋をほぼ1年間タダ同然で住もうという感覚は尋常ではないし、裏がありそう。居酒屋 タクシーなどよりももっと根が深いかも……

文   モンブラン| 似顔絵 池田マコト
姉妹サイト