<テレビウォッチ>またもトンデモ役人の話題である。今度はホテル代の"踏み倒し"。
外務省経済局の男性官僚(40)が都内ホテルのセミスイート(1泊5万2500円)に293日間、宿泊して、その代金1500万円以上を支払わず、トラブルになっているのだ。
みのもんたは、「この役人、何考えてんだ」と怒る。
2年前の6月から昨2007年の4月まで、家庭の事情でホテル暮らしをつづけ、そこから外務省に出勤していたらしい。官僚は再三再四の支払い請求にも応じなかったが、ようやくこの7月になってホテル側に謝罪文を出した――1人の人間として恥じ入るばかり……今の自分にはとても支払い能力はありません。せめて金額を一般客室料金×宿泊日数にしていただけないでしょうか――
なんか情けない感じだ。ホテル側は「これまで誠意ある態度が一切、見られなかった」と、刑事告訴、民事訴訟を検討中だという。
「外務省はどうするんですかね」(みの)。
嶌信彦(白鴎大学教授)は「事情を聴くでしょうね」と言うが、基本的には個人的な話として当事者間での解決を指導するようだ。
ホテル側がなぜセミスイートを用意したのか、強く請求をしたのかどうかなど、よく分からない点もあるが、外務官僚の特権意識がなせるワザであることは間違いない。
文
アレマ| 似顔絵 池田マコト