<テレビウォッチ>「中国の五輪体操選手、年齢に疑問」とニューヨークタイムズが報じたのを受けて、「とくダネ」が現地取材をした。
名前が挙がったのは、何可欣選手と江ぎょく源選手。ともに段違い平行棒でメダルをねらうといわれるのだが、記事は「登録年齢は16歳だが、国内の登録リストなどかから14歳のはず」という内容だ。
根拠のひとつが、国内大会を伝えた中国の新聞記事に「14歳の新星」という記載があったこと。しかし、その後「16歳だった」という訂正記事も出ていた。むろん、中国体操協会は、パスポートなどを公開して否定しているのだが、その中に何可欣選手の住所があったので、記者がそこを訪ねた。
だが、実家ではなく「叔母の家だ」という。近所の人も、「16歳に間違いない」。叔母は「彼女が16歳であること以外は知らない」の一点張り。
また、「本当は14歳だった」と告白したと伝えられた楊雲選手(シドニーで銅メダル)本人も、「16歳だった」と報道を否定した。
かつてモントリオールで金メダルをとったルーマニアのコマネチは14歳だったが、その後年齢制限が16歳になっている。低年齢での訓練が、その後の成長に悪影響があるというのが理由だ。
小倉智昭は、「若い方が柔軟だし、いいんでしょうね」という。
概して若い方が身体も小さく軽い。また恐怖心がなく、難度の高いワザにも挑戦できるというのは事実。元五輪金メダリストの池谷幸雄は、「人によってピークが14、5歳の選手もいることはたしか。年齢制限は、そういう子にチャンスがなくなる可能性がある」という。
一方で中国の体操女子は前回アテネで惨敗しているだけに、記事の背後には「メダルのためには何をするかわからない」という疑いの目がある。新聞の訂正記事でも住民の証言でも、疑いだしたらきりがない。
五輪競技はいろいろだが、年齢制限のないものが多い。制限種目は、マラソン(20歳)、馬術(種目により16-18歳)など少なく、それだけにグレーな部分があるのだという。
小倉は、「中国政府が間違いないというんだから、しょうがないでしょう」
高木美保は、「でもこれで、メダルを獲って有名になったりしたら、2歳上が一生続くことになる。学校でも就職でもでしょう。その方が心配」
小倉は、「学校でも何でも早くいくわけだ」
田中大貴は、「選手のあいだでも、噂があるらしい」
小倉は「芸能界では年齢詐称は多い……」(笑い)「3歳くらいね」(デーブ・スペクター)
「何可欣選手なんて、日本風に読むとメダル間違いない。『何か金』」(爆笑)