スノボーの今井メロ キャバクラ「アリ」の理由

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   <テレビウォッチ>炎天下の祭典北京五輪を目前に、元オリンピック選手が大いに語った。年はまだ20歳、約2年半前のトリノ五輪にスノーボードで出場した今井メロである。屈辱の転倒惨敗以後初のテレビインタビューに応じたそうだ。

目的意識があれば

   話の焦点は「キャバクラ」騒動である。引きこもりに落ち込んだ後、スノボーという原点に戻ろうとした今井。しかし、五輪前には山ほどいたスポンサーも手の平返しで激減、金がないことに気付いた。「用具や練習、遠征、大会費用でお金がかかる」

   そこで「夜の世界で稼いでそのお金をスノーボードに使おう」とキャバクラに。居酒屋でもキャバクラでも、働く側の意識はとくに変わらないと本人は思っていた。「目的意識があれば、キャバクラもアリだと思う」とインタビューの聞き手で番組コメンテイターの山口一臣・週刊朝日編集長もアト押し。

   残念ながら、世間は山口ほど寛容ではなかった。一部週刊誌で騒がれ、キャバクラバイトは2週間でやめた。わずかに残ったスポンサーも去った。「もう少し周りのことを考えて行動すべきだった」

   いまは朝のバイト生活の傍ら、DVDビデオ「mellow」を先週発売するなどタレント活動にも才能を発揮。「ギリギリの生活」だが、それもスノボーのためである。今井は2年後のバンクーバー五輪を見据えているそうだ。

文   ボンド柳生| 似顔絵 池田マコト
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