<テレビウォッチ>このところ永田町界隈をヤキモキさせているのが、福田首相が内閣改造をするのかしないのか、するとすれば時期がいつなのか。解散総選挙の時期とも絡むので、周辺も注目せざるを得ない。
当の本人は「改造って、私は一度も言ったことはないんですね、私の口からは」「総合判断をいつしろと言われても困る」と相変わらず、のらりくらりで、胸の内を明かそうとしない。
みのもんたは、「国民の目線に立った内閣をつくってもらいたいな」と言ってコメント陣に振る。
杉尾秀哉(TBS解説委員)は、「やってもリスクがあるし、やらなくてもリスクがある。どっちのリスクをとるかは決断次第。ただ、リスクもとれないとなると、総理大臣としての指導力に疑問符がつく。国民の目線に立って大幅にやるならやると決めてもらわないと」と改造を促すような口ぶり。
末吉竹二郎(国際金融アナリスト)は、「いま国民が何を望んでいるのか。それにいまの布陣で行けるのか行けないのか、それをハッキリすればいいんじゃないですか」と冷静だ。
それにしても、野党第一党の党首が「内閣改造にほとんど関心がない」と語るのは、無関心を装っているのかもしれないが、首を傾げたくなる。
文
アレマ| 似顔絵 池田マコト