事故受け水泳部員も飛び込み禁止 「そんなバカな話ない」

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   <テレビウォッチ>水泳シーズン真只中、福島県立高校のプールで7月1日から、飛び込み台からの飛び込みが全面禁止になり、波紋を投じている。

まったくナンセンス

   『スッキリ!!』がこれを取り上げたが、水泳部員も禁止という県教育委員会の措置にテリー伊藤が「そんなバカな話はない」と吠えた。

   発端は、県内の高校で6月10日、レスリング部に所属する1年生が、飛び込み台から飛び込み、頭をプールの底に強打して死亡する事故があったこと。

   そこで県教委・学校生活健康課は、「原因がわかるまで再発防止策として全面禁止」に踏み切った。そのいきさつを担当者は次のように語る。

   「最初は、水泳部を外そうかと検討したが、いろんな文献を読むと熟練していても危険性はあるという話があった。苦渋の判断でした」

   この飛び込み台に関しては、昨2007年から公認の規則ができた。日本水泳連盟の理事によると「水深1.1~1.2メートルの場合、飛び込み台は30~40センチぐらいが適切とされた」という。ただ、出来たばかりで、基準を充たしているのはごく僅かというのが現状。

   東京都では飛び込み台を撤去し、水泳部員が練習するときには着脱式の飛び込み台を設け練習しているという。

   しかし、そこまでの対応をしていない福島県内の高校の水泳部員たちは、8月初めの県総体、9月の新人戦を控え次のように訴えている。

   「リレーの練習とか、タイム設定がちゃんとできないので、ちょっと厳しい。部活動の練習とか、大会1週間前とかは認めてほしい。不安です」

   テリーは「水泳部員に飛び込み台の使用を禁止するのは、まったくナンセンス。練習しながら覚えていくんじゃないですか。記録や技術のレベルアップはどうなるんですか。そんなバカな話はないですよ」

   テリーのいう通り、スポーツに危険はつきもの。その危険防止をトレーニングで覚えるのも技術の1つだ。危険をおそれて規制していては、技術の向上も挑戦するスポーツ精神も養われない。最近の県教委は、どこか歯車が狂ってしまったのでは?

文   モンブラン| 似顔絵 池田マコト
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