<テレビウォッチ>7月24日未明また、東北地方を震度6強の強震が襲った。気象庁によると「太平洋プレート内部で起きたと考えられる」地震で、6月14日の『岩手・宮城内陸地震』との関連はないという。
震源は岩手県沿岸北部で、震源の深さは約108キロ。地震の規模をあらわすマグネチュードは6.8。震度5以上を観測したのは岩手、青森、宮城で、岩手県洋野町などでは震度6強を観測した。
『スッキリ!!』では、夜明けとともに徐々に被害が明らかになってきた被害状況を速報した。
NNNの取材によると、午前8時現在で怪我人は117人。内訳は、岩手58人、青森48人、宮城8人、秋田2人、山形1人。とくに青森では八戸市で38人がケガをした。
また、この地震で、東北新幹線が仙台―八戸間、秋田新幹線が仙台―秋田間でそれぞれ運転を見合わせた。
東京でも寝入り端、かなりの揺れを感じたほど。ところが、亡くなられた人の報告がまだないなど、強震の割には被害が少なかったようだ。スタジオに生出演した国立極地研究所の神沼克伊名誉教授によると……
「前回の岩手・宮城内陸地震は、深さが約8キロなのに対し、今回は100キロと深かったから。そのため余震も小さいはずだ」
司会の加藤浩次が「それにしても最近多いですネ~。今後ふえていく可能性など分からないものですか」との疑問を。
神沼名誉教授は「私は多いとは思いません。50年のスパンでみると同じような頻度起きている。ただいえることは、関東大震災(1923年)以来、東京は大きなのは起こっていません。いつ起こるか分からない」と。