レスリング判定基準変更 「日本いじめ」にこう挑む

全国の工務店を掲載し、最も多くの地域密着型工務店を紹介しています

欧米が面白くないのは…

   八田コーチは、「弱点を突けば、勝機はある。攻めるだけがレスリングじゃない」という。「日本もアメリカも金4つをねらっている。だれかが負ける」

   ゲストは、ロスとソウルの90キロ級の銀メダリスト、太田章・早稲田大学准教授。国谷裕子は「判定の基準が日本に不利な、守備的な攻撃でポイントが入るとなると、レスリングが変わるのではないか」ときいた。

   太田准教授は、「タックルに入ることはリスキーだが、日本選手はそれをやる。みんな攻撃しなくなるようなら、ルールが悪いことになる」という。しかし、日本にきびしい風潮については、「欧米がつくった競技で、日本がメダルを獲っているのが面白くないのはわかる気がしますが……」という。

   日本チームはいま合宿の最中だが、日本チームは、攻めのスタイルを貫く方針だ。吉田選手も、「片足タックル」とか「横から攻める」など、これまでとは違う工夫を重ねている。「アテネのようにはいかないので、失点を少なく、自分のタックルを出したい」

   太田准教授は、「試合の主導権を握るのが重要。自然体でいけば、必ず勝てる。抑え気味がいい。私もけがで抑えたのが銀メダルになった」と笑った。

   チャンピオンは常に進化し続けないといけない。だからスポーツは美しく輝く。

ヤンヤン

NHKクローズアップ現代(2008年7月23日放送)

姉妹サイト