<テレビウォッチ> 北京オリンピックで金メダルを狙う野球の日本代表メンバーが発表された日、野茂英雄(39)が引退を表明した。
片一方はこれから世界の頂点を目指す戦いのために旅立ち、一方はユニホームを脱いで、野球生活に一応のピリオドを打つ決断を下したことになる。
みのもんたが、野茂の残した実績を読み上げる。「日米通算201勝155敗……」。メジャーで123勝を上げ、ノーヒットノーランを2回記録、そのうえ、両方の国で新人王に輝いているのがすごい。松坂大輔でも100勝を達成するには10年前後かかるだろうし、ノーヒットノーランは出来るかどうか。番組が流す野茂全盛期の映像を見ると、速球の威力とフォークの切れの良さに改めて驚かされる。
ソフトバンクの王貞治監督は「日米交流の先鞭をつけてくれた功労者。日本の野球が米国と比べてそん色ないレベルにあることを示してくれた」と称えるコメントを寄せた。
野茂が切り開いたメジャーへの道をたどって、イチローを先頭に松井秀喜、松坂らがアメリカへ渡って活躍中だ。星野ジャパンの中にも将来のメジャー挑戦を明言する選手がいる。彼らに、そして全国の野球少年たちに夢を与えた野茂英雄の功績は、みのが言うように「立派です」というしかない。ヒーローの名に値するものであろう。
文
アレマ| 似顔絵 池田マコト